花の木 4月号
 
 

 私は「人は、経験があるからこそ更なる行動ができる。」と思います。特に小中学生時代に、多くの経験を得る事は成長をする大切な要素だと考えます。今の社会は、子どものために障害という壁を取り除く傾向が見受けられます。しかし、それは視点を変えると子どもたちが成長する大切な機会を無くしてしまう事になりかねないのではないでしょうか。

 親として、我が子に苦労をさせたくないという気持ちは、どんな親でも持ち合わせていると思います。しかし、いつまでも子どもと共に生きていく事はできません。だからこそ、小中学校という小さな社会の中で壁を超える事はとても大切で、どうしても越えられない時には、本人に気付かないように手助けをし、自分で壁を超える事が出来たという成功体験が大切だと考えます。

県小中P連理事 広報環境委員 小崎義弘
 
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