花の木 7月号
 
 

 私が小学校のころ、日曜日になると隣町に住む担任の先生のお宅に、クラスメイトと一緒に自転車に乗って遊びに行きました。学校の授業とはまた違った様々なことを教えてもらい、普段着の一人の大人としての憧れの念を抱いたことを覚えています。地域の豊年祭りの時には近所のおじさん達とお神輿を担ぐ若い先生方もいました。中学生の時の担任の先生は時々私の家に夕食を食べに来ました。親父とうまそうにビールを飲む先生の楽しそうな顔がとても印象的でした。後で先生に話を聞くと、自分が担任する生徒の家を順番に回っていたそうです。昨今、先生方と地域の人々、保護者を含めた生徒との間に見えない壁があるように感じます。三者が学校の内外で積極的に関わりを持つことで、子どもたちの学校生活もより豊かになるのでないか、そのように思います。

県小中P連理事 広報環境委員 小島 快啓

 
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