花の木 9月号
 
 

 先日、宇宙飛行士の山崎直子さんの講演を聴く機会がありました。宇宙から帰還されたときに「ふわりとした風や空気の香りに迎えられ、何気ない日常こそが幸せであると感じた」と話されておりました。果たして自分はどうだろうか?家族が元気であること、毎日を無事に過ごせること、そんな日常に「感謝」の気持ちを忘れていないだろうか?私は中学生の頃に右指を骨折して字が書けなくなりました。そのとき改めて、指が自由に動くことに感謝したことを思い出します。身近にある幸せに気付き感謝する。「ありがとう」と言われた相手も、言った本人も気持ちがいい。そんな小さな積み重ねが幸せに繋がるのかもしれません。親は子どもの鏡です。我々大人が率先して感謝の心を示し、何気ない幸せを感じられる環境をつくっていければよいと思います。

県小中P連理事 広報環境委員 赤尾 克己

 
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