花の木 12月号
 
 

 私は、娘が小学校六年生の時にPTA会長をさせてもらい、今年度は息子が中学三年生で二度目のPTA会長をさせてもらっています。私は、小学校二年生の時に母を癌で亡くし、それ以来父と兄と三人で生活してきました。兄は教師になりたいという夢があり大学へ進学し、学校の先生になりました。しかし、私にはそのような夢もなく高校へ進学し就職しました。そんな中、父から「大学へ行かないのか?」と聞かれたことがあります。父は、兄のように夢をもってほしかったのだと思います。
 私の娘は、高校に入ったら吹奏楽部でマーチングをやりたいという夢をもって進学し、その夢を叶え充実した毎日を過ごしています。来春高校受験を控えている息子にも何か夢をもってもらいたいと思っており、私の父親の気持ちが少し分かったような気がします。

県小中P連理事 広報環境委員 池之上 影光

 
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