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「子どもたちの未来のために何ができるようになるのか」
 会 長  今 井 隆 喜

 この度、令和6年度愛知県小中学校PTA連絡協議会の会長の職を引き受けることとなりました安城市の今井隆喜と申します。
 PTA活動では、これまで令和元年度に長男がお世話になった安城中部小学校のPTA会長を務め、令和5年度に次男が安城北中学校に入学と同時に、愛知県小中学校PTA連絡協議会並びに三河小中学校PTA連絡協議会の会計監査を務めてきました。
 今回、会長という大役を引き受けることとなり、些か不安はありますがPTA活動の意義を理解し、連絡協議会としての役割を果たせるよう努力する所存です。何卒、宜しくお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するために学校が休業を余儀なくされたとき、オンライン学習など様々な方法で子どもたちの学びを保障しようと国、県、市をはじめ教育委員会、そして保護者が協力して取り組んでくれました。
 能登半島地震の被災地では、特に被害の大きかった地域において、子どもたちの学びの環境を確保しようと集団での避難先を探して、希望する中学生を一定期間、集団避難させるという判断がされたと聞きました。
 いずれも、ふだんはあまり意識しなかった学校教育の大切さを痛感した出来事でありました。
 近年、グローバル化や、スマートフォンの普及、ビッグデータや人工知能(AI)の活用などによる技術革新が進んでいます。海外の専門家の中には、「今後10~20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高い」、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの多くは、大学卒業時に彼らが小学生の頃には存在していなかった職業に就くだろう」などと述べる人もいます。
 こうした激しい環境変化や、著しく変化する社会情勢に対して、未来を担う子どもたちには、物事を柔軟にとらえ、主体的に考え、判断して行動していく資質と能力が求められています。
 学習指導要領では、「子どもたちの『生きる力』を育てるため、教育課程全体や各教科などの学びを通じて『何ができるようになるのか』という観点から、『知識及び技能』、『思考力・判断力・表現力など』、『学びに向かう力、人間性など』の3つの柱からなる『資質・能力』を総合的にバランスよく育んでいくことを目指します。」としています。
 また、愛知県では、「あいちの教育ビジョン2025」の中で、基本理念として、「自らを高めること」、「社会の担い手となること」を基本とした現在の社会情勢から、特に育みたい「資質・能力」の育成と、『知・徳・体』にわたる生きる力を育む、あいちの教育を推進するとしています。
 急速に変化を遂げる今後の社会は、大人の私たちでさえ今まで経験したことない社会の到来となるかもしれません。こうした中、我々自身も、子どもたちの未来に対して、PTA活動を通じて「何ができるようになるのか」という観点で、子どもたちと「共に考え、共に学び、共に行動」しながら「資質・能力」を磨いていきたいと思っています。

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会長